テスト投稿③

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 事務所のをこつこつたたくものがあります。
「はひれつ。」事務長の黒猫が、ポケツトに手を入れてふんぞりかへつてどなりました。
 四人の書記は下を向いていそがしさうに帳面をしらべてゐます。
 ぜいたく猫がはひつて来ました。
「何の用だ。」事務長が云ひます。
「わしは氷河鼠ひようがねずみを食ひにベーリング地方へ行きたいのだが、どこらがいちばんいいだらう。」
「うん、一番書記、氷河鼠の産地を云へ。」
 一番書記は、青い表紙の大きな帳面をひらいて答へました。
「ウステラゴメナ、ノバスカイヤ、フサ河流域であります。」
 事務長はぜいたく猫に云ひました。
「ウステラゴメナ、ノバ………何と云つたかな。」
「ノバスカイヤ。」一番書記とぜいたく猫がいつしよに云ひました。
「さう、ノバスカイヤ、それから何!?」